なぜそうなるか

使わない切手は、郵便局では現金に戻らない——日本郵便は、99枚までなら1枚6円の手数料で普通切手やはがきと交換すると書いていました

引き出しの奥から、昔買った切手のシートが出てくることがあります。料金が何度か変わったあとで、そのままでは貼りにくい額面のものも混じっています。

使わないまま持っていても、切手は切手のままです。では、郵便局に持っていけば、お金に戻してもらえるのでしょうか。

書き損じた年賀はがきを抱えて、同じことを考える人もいるはずです。

この問いに、日本郵便は「よくあるご質問」の頁ではっきり答えを出しました。答えは、お金ではなく交換でした。

この記事では、日本郵便の4つの頁を読み、交換できる物とできない物、そして交換の手数料を並べました。頁は、2026年9月26日に読んだものです。

扱うのは郵便局での交換の決まりだけです。切手を買い取るお店の話や、買取の相場は扱いません。

この記事でわかること
・郵便局は、切手やはがきを現金では返金しない
・手数料を払えば、普通切手やはがきなどと交換できる
・特殊切手(記念切手など)は、交換で受け取る側には選べない
・手数料は、99枚までなら切手・通常はがき1枚につき6円
・汚れたり破れたりした切手は、無効になることがある

使わない切手は、お金に戻せる?

使わない切手、郵便局で買い取ってもらえる?

日本郵便の「よくあるご質問」は、現金での返金は行っていないと答えています。

現金での返金は行っておりません。

同じ答えの続きに、交換の道があります。

ただし、料額印面(はがきの料金を表す部分)が汚れたり、破れたりしていないものであれば所定の手数料にて交換させていただきます。

郵便局の窓口でできるのは、別の切手やはがきに替えることだ、という答えです。

何と交換してもらえる?

切手を持っていったら、何に替えてもらえるの?

「書き損じはがき・切手の交換」の頁は、所定の手数料を払えば、表のとおりの物と交換できるという書き方です。

書き損じたはがきや郵便書簡、特定封筒(レターパック封筒およびスマートレター封筒)やご不要になった郵便切手等は、所定の手数料をお支払いいただければ、下記の表のとおりのものと交換することができます。

頁の表から、普通切手を持ち込んだときに受け取れる物を抜き出すと、次のとおりです。

受け取る物普通切手を持ち込んだとき
普通切手交換できる
特殊切手交換できない
くじ引番号付き郵便はがき(年賀はがきなど)交換できない
その他の郵便はがき交換できる
郵便書簡交換できる
特定封筒(レターパック封筒・スマートレター封筒)交換できる

特殊切手は、受け取る側の列ではどの行も「×」でした。頁は特殊切手を次のように説明しています。

特殊切手は、各種行事その他を記念する等特殊の目的で随時発行する郵便切手のことで、グリーティング(シール式)切手、年賀切手、寄付金付きお年玉付き年賀郵便切手、ふるさと切手およびフレーム切手を含みます。

持ち込む側では、特殊切手も普通切手と同じく交換の対象です。記念切手を出して、普通切手やはがきを受け取る形になります。

交換の手数料はいくら?

手数料は、1枚いくらかかるの?

「国内の料金表(手数料)」は、99枚までなら郵便切手・通常はがき1枚につき6円と定めています。

料金表の「切手類の交換手数料」を、そのまま表にしました。

持ち込む物99枚まで(1枚につき)100枚以上(1枚につき)
郵便切手・通常はがき6円13円
往復はがき・郵便書簡12円26円
特定封筒(レターパック封筒・スマートレター封筒)55円78円
10円未満の郵便切手や通常はがき合計額の半額13円

たとえば、切手を10枚持ち込めば、手数料は60円になります。これは料金表の「1枚につき6円」に10枚を掛けた、当方の計算です。

100枚以上の欄が使われる場合について、料金表には注があります。

1回当たりの交換請求における無料交換(服喪による年賀葉書の交換等)を除いたすべての券種の枚数を合算して、100枚以上となる場合に限ります。

切手とはがきを別々に数えるのではなく、1回に持ち込む枚数を合わせて数える、という書き方です。

汚れた切手や、貼ってある切手はどうなる?

封筒に貼ってしまった切手も、交換できる?

「よくあるご質問」は、汚れたり破れたりしていなければ、手数料で交換すると答えています。

汚れたり、破れたりしていないものであれば所定の手数料にて交換させていただきます。

反対に、傷んだものは使えなくなることがあります。交換の頁に、次の注意があります。

汚れたり、き損した郵便切手や料額印面(はがき、郵便書簡や特定封筒(レターパック封筒およびスマートレター封筒)の料金を表す部分)は無効となりますので、ご注意ください。

どこまでが「汚れ」にあたるかは、頁には書かれていません。手元の切手が当たるかどうかは、この記事では判断していません。

たくさん持ち込むときは?

シートが何十枚もあるけれど、そのまま持っていっていい?

交換の頁は、100枚以上の切手は料額別に用紙に貼って持ち込むよう求めています。

100枚以上※の郵便切手については、料額別に用紙に貼付いただき、その用紙ごとの合計金額および枚数を同様式に記載の上、お持ち込みください。

頁は、切手を貼る用紙の見本も用意していて、A4判とA3判の3種類です。大量に持ち込んだ場合は、確認に時間がかかることも書かれています。

大量の郵便葉書や郵便切手をお持ち込みいただいた場合は、お持ち込みいただいた内容を確認し、結果をお知らせするまでに1か月程度お時間をいただくことがございます。

喪中で使えなくなった年賀はがきは?

年賀はがきについては、手数料のかからない場合があります。交換の頁は、近親者の不幸で使えなくなった年賀はがきを、無料で普通切手類と交換するという決まりです。

近親者のご不幸による服喪のため、ご利用いただけなくなったお年玉付き年賀はがき・寄付金付きお年玉付き年賀郵便切手については、無料で普通切手類と交換いたします。

この無料交換には期間があり、頁は「販売開始日から販売期間終了日まで」と定めます。簡易局では扱っていない、という注もあります。

よくある質問

切手を買取店に売るのと、郵便局で交換するのと、どちらが得ですか

この記事では比べていません。扱っているのは、日本郵便が公開している交換の決まりと手数料だけです。

記念切手を記念切手に替えることはできますか

交換の頁の表では、受け取る物の「特殊切手」の列は、どの持ち込み物に対しても「×」でした。

手数料は切手で払えますか

読んだ4つの頁には、手数料の払い方は書かれていませんでした。郵便局の窓口で確かめてください。

この整理が変わる条件

使わない切手を郵便局へ持っていく前のめやす
・郵便局では、現金での返金はしていない
・手数料を払えば、普通切手やはがきなどと交換できる
・特殊切手は、受け取る側には選べない
・99枚までなら、切手・通常はがきは1枚6円
・汚れや破れのある切手は、無効になることがある

出典

郵便局へ行く前に、日本郵便の最新の料金表で手数料を確かめてください。

当方が上の出典を引いて確かめた日:

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